紙袋のデータ作成の5つの重要ポイントを解説します

 紙袋の印刷データは、立体の形を展開して平面の状態にして作成します。ペラ物、ページ物のような一般商業印刷物とは多少異なる点がございます。以下の説明をご理解の上で作成をお願いします。

塗りたし

 紙袋の印刷データ作成には、紙袋の実物を参考にしてください。まず紙袋のヒモを取り除きます。次に上端の折り返しを剥がして広げます。そして底のノリ付け部分を丁寧にはがします。そうすると筒状になるわけです。一箇所接着している辺がありますので、そこを剥がすと展開出来ます。

 上部の折り返しは基本的に45ミリ長です。胴のノリシロは30ミリです。デザイン的に折のコーナーへ絵柄が掛かる場合は、上部の折り返しや底部分、またはノリシロへ塗りたしが必要です。その際は基本的に10ミリを塗りたしとして伸ばしてください。

トンボの付け方

 仕上げ断裁のトンボについては普通の印刷物と同じです。ただし折のあたりトンボ について注意が必要です。通常は折トンボは仕上げ断裁の外側につけますが、 紙袋の場合は反対に断裁仕上げの内側にトンボをつけます。この折のトンボは 紙袋の形になると隠れて見えなくなりますので心配ありません。

マチベタ印刷の場合

 マチだけにベタ印刷する場合には、丁度折り目の部分を境目に色が変わるようなデザインになると思われます。 ところが紙袋の加工機械はそのように精度が高くありません。なぜなら紙は伸び縮みしないので、 精度を高くすると紙が破れてしまうからです。
 そこで数ミリの余裕を持たせてあるのです。結果として仕上りは最大3ミリくらいの誤差が生じることがあります。 そうなるとマチのベタ色が表面の端に出たり、反対に正面の色がマチ側に回ることになります。
 それを防ぐには、マチの折り目から両端に5ミリ空きを作ってください。多少のズレが生じても表面へ色が回ることがありません。

 費用と納期が余分に掛かっても良い場合には、トムソン筋入れ加工をすることで、より精度を高くして仕上げることが出来ます。

正面ベタ印刷の場合

 マチベタ印刷の逆パターンで正面のベースに色が有り、マチが白場または正面と別色の場合も上記とほぼ同じですが逆の処理になります。正面のベタ色をマチ側に5ミリ回りこませるようにしてください。
 袋の底面全部に色を付ける際は、紙の重ね合わせる部分が糊付けになりますので、色を抜いてください。 インキが乗っていると糊が接着しないです。
良くわからない時は、底面全面に色を付けないで、白窓のように枠のみ色付けして中央を白場にしてください。

展開データ作成と入稿

 紙袋のデータは一般の商業印刷物とは違う点がございますのでご注意ください。
 1.仕上げトンボは紙袋を展開した寸法になります。
 2.口折45mm、底はマチ寸法の約80パーセント、のりしろ30mm
 3.塗り足しは底面10mm、のりしろに入る部分は5mm取ってください。
 4.マチと正面の絵柄が異なるデザインで、それに忠実に袋に仕上げる場合は
  加工代が高くなります。通常の製袋加工は数ミリの誤差が生じるからです。
 5.入稿は各種媒体にコピーして送付していただくか、ネットで宅ファイル便または、
  メール添付等でお送りください。
 6.その他、ご不明点は遠慮無くお問い合わせください。

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