紙袋を作る際は必要枚数や予算によって仕様とロットを決定します

必要枚数が5000枚以下の場合は、平判オフセット印刷になります。ご予算が少ない場合は、晒クラフト紙で1色印刷(ベタなし)、紙ひもまたはPPヒモの仕様になります。ご予算を掛けても良い場合は、エスプリコート紙にカラー印刷、PP貼り加工をしてスピンドルヒモの仕様で高級に仕上ります。

1万枚以上でコストを掛けない作り方は、巻取り用紙にフレキソ印刷、紙ひも自動製袋にすると最も安価に製造できます。

2万枚以上でコート紙にオフセットカラー印刷を予定している企画では、中国生産も選択肢に入れると良いでしょう。納期は国内よりも長く掛かりますが、価格は非常に魅力的なものになります。

オフセット印刷(平判)で作る

オフセット印刷(平判)は2000枚以上から機械製袋になります。2000枚以下は手貼り加工になります。手貼り加工は機械製袋に比べて多少割高になります。定番サイズ(正面320×マチ110)は1000枚からでも機械製袋になります。

機械製袋が出来るサイズと出来ないサイズがあります。おおまかに説明すると製造可能な目安は正面サイズに対してマチサイズが60%を超えると難しくなります。例として、正面200ミリではマチ120ミリまでということになります。

またマチサイズが60ミリ以下は機械製袋出来ません。正面が350mmを超える大きいサイズも機械の製造は難しくなります。袋の底面が正方形に近いものは手貼り加工でも作ることが物理的に出来ません。詳しくはお問い合わせください。

フレキソ印刷で作る

フレキソ印刷は巻取り紙で印刷・製袋します。巻取り原紙の本数単位が製造ロットになりますので、ご使用数量が大量のお客様向けです。巻取り紙を使うことで、高速で印刷、高速で製袋、ヒモも機械で自動取り付けできます。生産効率が高いの、最も安価な紙袋をご提供することが出来るのです。

巻取り紙に紙袋を縦方向に連続印刷していきますので、紙袋の縦サイズと底フラップサイズが製造ロットに関わっています。晒120g/㎡で高さ310ミリで底フラップ120ミリの場合は、1ロット約8500枚になります。高さが低くなると出来上がり数量は多くなります。

印刷の品質はオフセットに比べると劣ります。印刷版は樹脂製の凸版になります。固いゴム印のようなイメージですから、グラデーションやカラー印刷に対応が出来ません。多色印刷の場合に見当合わせの精度が低いので、多少ずれることがあります。巻取り紙で印刷するということは、紙が弛まないように常に引っ張りながらが印刷していきます。その時に紙が多少伸びてしまうからです。

デザイン性の高い印刷をご希望の場合はオフセット輪転印刷機をご指名ください。

中国で製造する

中国で製造する場合の要点を解説いたします。まず日本国内製造と中国製造の違いについて以下のまとめております。

1.印刷機は同じ
 オフセット印刷機は中国でも日本でも状況は同じです。世界最高といわれるハイデルベルグ社の印刷機を設備している会社も中国と日本で変わりはありません。印刷版のダイレクト出力をするCTPの普及は日本のほうが進んでいます。中国で印刷の技術は高い会社と低い会社がありますので、その見極めは必要です。

2.用紙が違う
 中国で紙袋を製造するということで用紙も中国製になります。A2コート紙は日本の製紙メーカーのものと差異はありません。なお厚みは日本製に無いような厚いコート紙がありますので強度面を考慮して厚口のものを使います。平判の晒クラフト紙とエスプリコートFMのような包装専用紙が普及していません。したがって中国で生産するのは、コート紙にPP貼り加工が普通です。

3.製袋加工の方法が違う
 現在、中国の人件費は日本よりも格安です。そのために日本で製袋機で加工することが普通の仕様、ロットの紙袋を中国では人が手で加工します。もちろん中国でも製袋機を設備している規模の大きい会社はあります。しかし中堅の加工会社は製袋機を設備する投資の資金がありません。それよりも人手を集めて仕事をすすめるほうが手っ取り早いのです。中国生産のメリットは安価で仕入れが出来ることにあります。

4.仕上り品質が違う
 日本国内で紙袋を製造する場合は、どこの会社へ注文を出しても仕上り品質にそれほどの差はありません。しかし中国の場合は会社によってばらつきが大きいといえます。もっとも安い会社でひとつの例を上げると、紙袋の表面にシワが入っていたり、ケースの中に髪の毛や虫等の異物が混入していたり、注文の色と違うヒモが付いていたりします。 簡単にランク分けすると、レベルが一番低い会社は中国の国内向け、中レベルの会社は欧米向け、高いレベルは日本や欧米向けになります。

5.納期が違う
 日本生産の場合は、注文から2週間から3週間で納品です。長くても1ヶ月でおおよそ納品出来ます。巻取り原紙を加工する仕様のみ1ヶ月半の納期です。中国の場合は、おおよそ2ヶ月の納期を必要とします。頭出し分納などの対応も出来ませんので余裕のある納期以外のものは不向きでしょう。

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