価格を優先するのか印刷の仕上りを優先するかによって、選択する用紙が決まります

 製袋原紙(包装用紙)は紙袋専用に開発された紙です。製袋原紙と一般紙の違いは原料のパルプの繊維が長いか短いかです。製袋原紙はパルプ繊維が長いものを原料としており、そのために破れにくい性質を持っています。一般紙は繊維が短いので、製袋機で加工する際に折り目部分が破れてしまうのです。

 クラフト紙とコート紙を比較するとクラフト紙で紙袋を作ったほうが安価になります。コート紙のほうが高くなります。カラー印刷の仕上りではコート紙のほうが断然優れています。特色でもコート紙のほうが綺麗に仕上ります。

 安価な紙袋をご要望のお客様にはクラフト紙をお勧めします。綺麗な印刷の仕上りをお求めのお客様にはコート紙をお薦めいたします。最も安価な巻取り原紙を使った紙袋はクラフト紙のみの取り扱いとなっております。

安価な紙袋はクラフト紙(晒、晒片艶、未晒)

 クラフト紙はすべての種類が製袋原紙です。未晒クラフト紙は茶色ですが、これは本来のパルプ原料の色そのものが茶色だからです。これを薬品で白く晒し加工したものを晒クラフト紙といいます。

 ・未晒クラフト(茶色の紙)
 ・半晒クラフト(薄い茶色の紙)
 ・晒クラフト(白く加工した紙、古紙を含有する再生紙)
 ・片ツヤ晒クラフト(晒の片面を光沢加工した紙)
 ・色クラフト(晒を製造する過程で着色した紙の銘柄)
 ・コニーラップ(晒に着色した紙の銘柄)

 茶色の未晒クラフト紙はすべてバージンパルプ100%原料です。未晒クラフト紙と晒クラフト紙については、製紙メーカーによって原料に違いが有ります。100%バージンパルプの製品と古紙を含有した再生紙の製品があります。古紙の含有率は30%から40%です。

 100%バージンパルプと古紙が混ざった再生紙とでは、紙の色の白さが違います。古紙が入った紙はクスミが出ますので、やや暗い感じがするものもあります。製紙メーカーによって白さの度合いが違います。

印刷の綺麗な紙袋はコート紙(エスプリコート、リュウオーコート、A2コート)

 カラー写真またはイラストを綺麗に印刷するにはコート紙になります。コート紙はカラー印刷を綺麗に仕上げるために開発された印刷用紙なのです。
 カラーが綺麗に見える条件は、紙の白さと表面の平滑性にあります。紙の白色度が高くて、表面がツルッと滑らかなほど色が鮮やかになるのです。また表面のコーティング層はインキがむら無く均等に定着するように加工されているのです。

 ・エスプリコートFM(製袋原紙の最高級コート紙)
 ・リュウオーコート(製袋原紙のコート紙)
 ・A2コート(一般商業印刷用紙)

 エスプリコートは用途に応じて10種類の銘柄があります。その中で整体原紙はエスプリコートFMといいます 現在リュウオーコートとエスプリコートFMの価格が同じですから、高級なエスプリコートFMの方を使っております。

 A2コートは一般印刷用紙ですが、コストが安価なためにPP貼り加工することで強度を増して製袋原紙の代用品として使っております。製袋機で加工することが出来ますし、手提げ袋としての機能にも全く問題はありません。エスプリコートと比較すると紙のコシがありませんので、少し頼りない感じがします。

中国製産の紙

 中国で生産する場合は、中国の製紙メーカーの用紙になります。中国で一般的に生産されて輸入している紙袋はコート紙を使っています。晒クラフト紙は流通量が少ないです。巻取り紙を使った生産も行われていますが、主に国内向けで日本向けの製品は無いようです。巻取り紙の紙袋は価格が非常に安いために、中国で生産して輸入しても運賃等を加算すると割に合わないのです。

 中国生産のコート紙は日本のコート紙と比較しても差がわかりません。紙も印刷も日本生産のもの変わりはないので、実物を見ても日本生産か中国生産なのか区別が付きません。

このページの先頭へ